ちょっと手がこんだ折り方です。かんたんな折り方をお探しの方は他のページがよろしいかもしれません。2009年12月
 

 
折り紙サンタクロース テーブルパーカーサンタ
(2008年12月10日作成 2009年12月一部修正 2011年12月一部修正)
 
折り紙はしろうとですが、毎年サンタクロースの折り方を考えて、作っています。
今年も立体サンタさんを作ってみました。
2007年はふくろをつけたテーブルサンタでしたが、今年は折り紙1枚(まい)で作ってみました。
パーカーのフードをかぶったみたいなサンタさんができます。
テーブルやクリスマスツリーに、ちょこんとのせることができます。
 
今年は作り方をじっくり考える時間がありませんでした。今なんとかできている作り方をのせます。
(あいかわらず写真のうつりがよくなくて、すみません)
 
テーブルサンタ2007とのちがい:
☆折り紙1枚でできる(2007は本体に1枚、「ふくろ」に1枚使う)
☆手間が少ない(2007は本体だけなら早くできるが、ふくろまでつけると時間がかかる)
☆両面(りょうめん)テープを使わずに折り紙だけでできる(ほんとの「おりがみ」)
★少しむずかしい(空中折り・細かい折り返しがある。2007のほうがかんたん)
★顔が少し上を向きやすい

 

作り方


いるもの:

・折り紙1枚(下の作り方は15センチ×15センチ折り紙での作り方です。ちがう大きさの紙を使うときは「●センチ」のところは気にしないで、写真のまねをしてください)
・ペン・えんぴつなど絵をかくもの
・両面テープがあれば少し(なくてもいいです)
 

 
1. 紙を、色が見えるように、角が上下左右にくるようにおく(のように)。たて方向に半分に折って、開く(すじをつける)
   
 
2. よこ方向に半分に折って、開く(すじをつける)
  
 
3. こんどは辺(へん:紙のはじっこの線)が上下左右にくるようにおき()、まず下の辺を1センチくらい手前に折り返す
 
 
4. 折り返した下の辺が右にくるように回す。そして、下にきた辺を同じように折り返す
 
ここで、折り返した下の辺が「左」に来るように回して作ると、女性の服の合わせ目でサンタさんを作れます(ページ上の右の写真、いちばん右の赤ずきんちゃんサンタ)。
 
5. それをくり返して全部の辺を折り返す
 
訂正:右側の写真は折り返し方がまちがっています。ごめんなさい!最後に折る下の辺の左はじは、左の折り返しの下に「入れこんで」ください。そうしないと、15.で服を合わせられなくなることがあります。
(4. で女性の服にすることにした場合は、下の辺の「右はじ」を、「右の」折り返しの下に入れこんでください。) 
 
6. 角が上下左右にくるようにおき()、下の角を、紙の中心まで折り上げ、その角を少し中に折りこむ(「ふくろ」の部分になる)
  
 
7. うらがえして(左右方向)、6.で折り上げてできた線の両はじの角を、少し折り返す(左右同じくらい)←角をとるため
  
 
8. またうらがえして、こんどは上の角を折り下げる。中心の線(すじ)がちょうど合うように気を付ける。
 
どこまで折り下げるかで、サンタさんの顔の大きさが変わります。ここの写真のように、折り下げた角が紙の中心から少し上(15センチ折り紙なら、1センチくらい上)にくるように折ると、下の写真のようなサイズの顔になります。
      
紙の中心まで折り下げると、顔の大きな、背たけの少し低いサンタさんができます(ページ上の右の写真、いちばん右)。
 
9. いま折り下げた角をもとにもどす。その角の折り返し部分(3.〜5.のときにできたもの)を開き、いま折り下げてできた線のところから折り目をつける(なるべく上下方向にまっすぐ)
   
 
10. 角の内がわに指を入れて折り目をつけながら、角を下にたたむ

 
11. いまたたんだ角を開き、その両がわの折り返し部分を少し開く。(ここから空中折り)紙を手に持って、角のうらがわを指でおさえ、へこんでいる角全体をポコッとふくらませる。9.でつけた折り目で折り直して形をととのえる。うらから見ると鳥のくちばしのようになる
   
 
12. そのくちばしの先を細かく2〜3回折り返す。その両がわも1回ずつ折り返す(ぼうしのふちになる)
  
 
13. 紙のうらがわ(◇)を表にする。いま作った「ぼうし」の下が顔になるので(8.の折り下げ線のあたりまで)、そこに自由に顔をかく
 
 
14. うらがえして、ぼうしと顔の部分を、さっきの8.の折り下げ線で手前に折り下げる
 
このとき、8.の線ではなく、8.の線よりも下のところから折り下げると、ぼうしが小さくて顔が大きめのサンタさんが作れます。中心の線(すじ)を合わせるように折り下げてください。
 
15. うらがえして、(ここから空中折り)左右の角の上の(ななめの)辺を、紙を丸めながらあわせる(服の前のあわせ目になる)。このとき右の角を、左の角の折り返し部分にさしこみ、そしてあわせ目の折り返し部分が左右ぴったり重なるようにする
  
このとき、あわせ目を両面テープでとめると、このあとが少し作りやすいです。小さな子どもさんが作るときはテープを使うほうがいいかもしれません。
女性の服の合わせ目で作るときは、「左の角を、右の角の折り返し部分に」さしこんでください。
 
16. あわせた部分の上に、服の「えり」のような形ができている。この「えり」のところをおさえてペタンと平らにして、「えり」の下の線で手前に折り、顔を前に出す
    
たいていの場合、少し首をかしげた顔ができます。ここまで折る間に左右のバランスが少しずつずれて、また服を合わせるときにも左右の「ずれ」ができるので、ちょっとかたむくのはふつうです。どうしても気になるときは、顔を前に出すときに「えり」の下の線できっちり折るのではなく、少しななめに折ってみて、かたむきをうまく変えてみてください。
少し「えら」がはっていますので、気になるならその部分をうらがわに折り曲げておくといいと思います。

↑ ここで「えら」をうらがわに折り曲げるのでなく、顔のおもてがわへ、小さく「くるくるっ」と2〜3回たたみ、そして「あご」を小さく1回たたむと、「あご」全体がくるくるひげでかこまれたようになります。
 
17. 顔のうらから指を入れて、顔の形をととのえる
  
このとき、下の写真のように顔のうしろをポケットみたいに広げたら、顔が正面を向きます。
 

 
18. 全体の形をととのえる

もし、どうしても顔が上を向いてしまうときは、顔の「あご」のうらがわに両面テープをはって、「あご」を体にくっつけると、顔が前を向きます。
 
うまく形をととのえて、テーブルにのせて立つようになったら、できあがりです。
 
 
もしイベントなどで多人数で作られるときは、御担当の方があらかじめ実際に折ってみて手順をたしかめておくことをおすすめします。
折るときの微妙なちがいで顔の形が変わってくるので、同じ形のものをたくさん作りたいときにはちょっと向かないかもしれません。1つ1つの個性を楽しんでいただけたらと思います。
 
 
 

 
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みつやす てるたか