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4月10日 17時頃 福岡市東区筥松 筥松北公園にて 35mm版フィルム 24mmレンズ使用
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夕方、公園でノートを書いていて、空にめずらしい「虹」が出ているのを見つけました。
写真ではちょっと見にくいですが、太陽の上のほうの空に2か所、明るく虹色に光っているところがあります。
2つのうち、上のほう(写真上部)は「環天頂アーク(天頂環・逆さ虹)」という気象現象で、
これまで私は何度か見たことがあります。
空の高いところに、虹をさかさにしたような形の、弓なりになった光が見えるものです。
下のほう(写真ほぼ中央)は、どうやら「タンジェントアーク」と呼ばれるもののようで、私は初めて見ました。
太陽の「かさ」(いわゆる日暈。わずかに見えています)に接するように光の弧が見えます。
また、太陽の左のほう、やはり「かさ」の縁に、明るく輝いているところがあります。
これは「幻日」(げんじつ、「まぼろしの太陽」)と呼ばれるもので、
少しだけ上空にかすみがかかったような(巻層雲が出ている)天気のときにたまに見られます。
どれもふつうの虹とはちがう原理で、晴天のときに見られるものです。
これだけいろいろ見えるのはたぶんとてもめずらしいことで、
公園にいる人みんなに教えたかったぐらいでしたが、気兼ねしてしまい、
ときどきお目にかかったことがある、犬とお散歩の途中の御近所の方に
これが見えるとめでたいらしいですよ、とお話ししました。
いいことがあるといいですね、とおっしゃられました。
参考ページ:
とおりみち通信