福岡のまちなか自然をゆっくり歩いて訪ねる「ゆるゆる散歩」
2012年のレポート

  • 2012年12月1日(土)
     六本松まちなか晩秋散歩
     12月1日(土)午後のゆるゆる散歩「六本松まちなか晩秋散歩」、 出発時にどんより曇っていて少々心配でしたが、途中から好天になり、 ゆっくりと散歩を楽しむことができました(のべ15名)。
     
     コースは九大跡地旧正門前〜六本松三丁目〜(茶園谷)〜谷一丁目〜九大跡地いちょう並木〜谷公園〜九大跡地西側桜並木〜跡地旧正門前でした。
     大いちょうがある六本松の長栄寺では御住職に境内の植物を教えていただきながら いちょう落葉のじゅうたんを歩かせていただき、 茶園谷で道沿いの植木や春を待つ草の芽生えを見、 九大跡地横と谷公園では、いちょう・さくら・はぜ・いろはかえで・くりなど 残る秋の彩りを楽しみました。
     コース近くにお住まいの皆様がいろいろ見所を教えてくださったおかげで、 とても充実した時間になりました。
     

    茶園谷

    長栄寺のいちょう

    落葉じゅうたん

    道沿いのピラカンサ

    九大跡地いちょう並木
    (だいぶ落葉していました)

    早くもホトケノザの花が

    谷公園のハゼ

    今年最後の「秋」を楽しみました

     
     
  • 2012年10月6日(土)
     蝶の道を探る2012秋 六本松から南公園へ
     秋のゆるゆる散歩恒例《蝶の道を探る2012秋 六本松から南公園へ》、九州大学名誉教授 矢田 脩先生の御案内を今年もいただきながら、13名で歩きました。
     例年と同じく、矢田先生が以前からチョウの調査を続けていらっしゃったコースとほぼ同じ、六本松旧九大前から谷緑地〜南公園の林間〜谷緑地横〜六本松というコースを歩きました。まちなかから里山までの自然の変化が見られるコースです。
     天気が曇りだったためか、今回は特に前半、観察できたチョウの種類が少なく、ヤマトシジミやキチョウなどの日頃よく見かけるチョウが中心でしたが、後半、イチモンジセセリ・コミスジ・ウラギンシジミ・ヒメウラナミジャノメ・アオスジアゲハ・アゲハチョウなど、いろいろなチョウを間近で見ることができました。
     矢田先生からはそれぞれのチョウの食草など詳しい御解説をいただき、また今回は先日の同コースでの調査結果も頂戴いたしました。今後の観察の参考にさせていただきたいと思います。
     チョウの散歩はまた別の季節(春など)にも行うことができればと思っています。
     

    矢田先生の御説明

    ヤマトシジミ

    キチョウ止まってくれず

    坂道を行く

    ホタルガ(蛾)

    南公園

    イチモンジセセリ

    アオスジアゲハを仰ぐ

     
     
  • 2012年4月28日(土)
     「ざっしょの春」編
    (仮報告)
     ゆるゆる散歩では初となる雑餉隈界隈の散歩、7名で歩きました。
     最初少し暑かったのですが、時間が経つにつれ涼風が吹くようになり、ノミノツヅリが茂る歩道、桜の蕊が積もる並木道、モウコタンポポとイヌノフグリが並んで咲く路地などを、立ち止まり屈み込みながら歩きました。
     ヒメコバンソウ、アヤメ、ヘラオオバコなどの立ち姿を楽しみ、タケノコ畑、山野草ガーデンのような場所も見つけました。
     ナワシロイチゴ(まだ花前)や、ビロードサシガメというカメムシの仲間を教えていただきました。いくつかその場でわからなかった草花がありましたが、後日調べてみてわかればホームページに載せたいと思います。
     実は地元でも小さく告知を出したのですが、反響がありませんでした。安定して散歩のスケジュールが組めるようになったら、各地での散歩のときにはその場所の方々にもお出でいただけるよう、それなりの告知をしたいと思っています。
     
     
  • 2012年3月31日(土)
     「天神の春」編
    (仮報告)
     ゆるゆる散歩「天神の春」編、風が冷たかったものの晴れあがり、午前は5名、午後は7名で天神・大名のまちを歩きました。
     午前は天神中央公園の桜の園から水鏡天満宮の草木苑(?)を通って昭和通りの柿の木や天神交差点の辛夷の木を訪ねました。植え込みのイヌコハコベなど特徴的な草も見ていきました。
     午後は天神交差点・大名交差点のチャンチン、JTビルの大いちょう、大名小学校の榎とほぼ満開の桜を見学させていただき、岩田屋横のチャンチン、警固公園のカンサイタンポポ・イヌノフグリと公園の現況を見て、イムズの百草木コーナーから市役所へと歩きました。
     おいでいただいた樹木医の先生から樹木の知識なども教えていただきながら、私自身も思っていた以上にいろいろな植物を見ることができました。
     
     
  • 2012年3月17日(土)
     「六本松の春」編
    (仮報告)
     「六本松の春」編、どうにか天気に恵まれ、六本松九大跡地前に集合してスタート12名で跡地横〜梅光園緑道〜谷公園と歩きました。跡地正面の植え込みで春の草花をひとつひとつ調べ、杏の花を楽しみ、梅光園緑道では椿や梅の花を鑑賞しました。
     カンサイタンポポが今年は遅いのか、緑道では見ることができず、谷公園でようやくちらほら咲いているのを見ることができました。もう少し経つと緑道でも谷公園でもカンサイタンポポの花をたくさん見ることができるのではないかと思います。
     今回、途中でご体調の都合で抜けられる方が多く、コースが少し長すぎたか歩くリズムが少し遅すぎたか(ある程度テンポよく歩かないと負担が大きい場合があるそうです)と考えています。散歩の仕方について工夫したいと思います。
     
     
  • 2012年2月25日(土)
     プチゆる「警固公園の小さな春」
     再整備工事が近づく福岡市中央区天神のまちなか公園、警固公園を9名で散歩しました。曇り空で少し肌寒く感じる天気でしたが、在来・外来のいろいろな草の芽生えをゆっくり見て歩きました。
     カンサイタンポポの花はまだでしたが蕾が出来かかっていました。イヌノフグリは閉じている花や名称の由来とされる実が見られ、ハハコグサ・ナズナ・タネツケバナなどは花が咲いていました。
     また、公園の大木メラノキシロンアカシア(調べましたらオーストラリア原産のマメ科の樹木だそうです)の不思議な2種類の葉をじっくり見たり、ハハコグサやイヌノフグリの仲間の草を実物で見比べたり、街中に生きている「緑」をひととき楽しみました。
     これからの工事については私が聞いているところをお伝えしました。既存の樹木についての皆様の御関心が高く、昆虫など小動物も含めた自然を街中の公園でも大事にしていく必要があるという声をうかがいました。

     
     

光安輝高(ゆるゆる散歩 世話人)
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