福岡のまちなか自然をゆっくり歩いて訪ねる「ゆるゆる散歩」
2013年のレポート
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2013年12月7日(土)
プチゆる(小さなゆるゆる散歩)残る紅葉に福がある
六本松界隈の「残る紅葉」を12名で探訪しました。
昨年おじゃました長栄寺さんの大銀杏がちょうど見頃で、おそうじされている脇で眺めさせていただきました。そのあと谷の小道を歩き、谷緑地と谷公園を回りました。
企画時点ではこの時期もう紅葉はほぼ終わっているのでは…と心配していましたが、あざやかな色を各所で見ることができました。
モンシロチョウを見たかと思えばサザンカが咲いていたり、マンテマの花も咲いていたりと、独特な季節感の福岡の12月を楽しみました。
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2013年11月9日(土)
六本松・赤坂の坂を歩く 〜 ふくろうの森へ
六本松三丁目から赤坂へと坂道の登り下りが続く道を歩き、
ふくろうの森や赤坂緑地など、まちなかの「森」を訪ねました。
表通りからは見えない場所にこんな自然豊かな場所があったのかと驚かれる方も
いらっしゃいました。
赤坂緑地ではむくろじの実を見つけたり、しだれ桜を囲んでまちなか自然を一談義したりしました。
計12名でのひとときでした。ありがとうございました。
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2013年11月2日(土)
プチゆる(小さなゆるゆる散歩)草香江の「草」を訪ねて
福岡市中央区草香江の「草」を訪ねて、9名で歩きました。
草香江の町を路地を中心に歩き、キンモクセイやギンモクセイの香りに包まれながら、空き地やちょっとした道端の隙間に生えている草を見ていきました。
ブラジルコミカンソウなど新しい図鑑にしか載っていない帰化植物や、クワクサ・エノキグサなどまちなかにはやや少ない在来種の草、野菊、そして少なくなっているメガルカヤなどなど、けっこういろいろな草を見ることができました。
ご一緒くださった皆様、ありがとうございました。
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2013年9月28日(土)
蝶の道を探る2013秋 六本松から南公園へ
御好評の「蝶の道」散歩、今年も矢田 脩先生(九州大学名誉教授)がご一緒くださり、
六本松〜谷〜南公園の林を周遊して、
まちなかから里山に至るチョウの様子を8名で観察してみました。
先生の御厚意で今年は九大総合研究博物館所蔵のチョウ標本から
新たなカラー資料を作って、皆様に使っていただくことができました。
先生から、今年は南方系の迷蝶「クロマダラソテツシジミ」が
福岡で数多く発生しているというお話をうかがい、少し気を付けて見ていたところ、
道沿いのソテツに大発生しているのを見つけ、捕獲してじっくり観察しました。
今年は特に南公園付近で例年以上にいろいろなチョウが見られ、
あまり間近で見ることがないアオスジアゲハも手元で見ることができました。
先生の御解説と皆様の盛り上がりとで、たいへん充実した時間を過ごしました。
矢田先生、ご一緒くださった皆様、そして資料制作に御協力くださった皆様、
ありがとうございました。
クロマダラソテツシジミ(谷にて)
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2013年9月21日(土)
プチゆる(小さなゆるゆる散歩)臨時企画 福岡城のお濠を歩く
福岡城には1〜6の番号で呼ばれるお濠があります。
そのうち、明治通り沿いの5号濠から1号濠までを歩いて、いま話題になっているハスと亀、天然記念物ツクシオオガヤツリなどの様子を実地で見てみようと、プチゆるを組みました。
当日は飛び入りの方も含めて10名で歩きました。天気が良く、秋とはいえ強い陽射しの中を歩くことになりました。
まず大濠公園の林で、教えていただいたバクチノキを見たりマテバシイの実を拾ったりした後、舞鶴公園の明治通り沿いのお濠端を歩いていきました。
ハスは花が終わりかけでしたが、イトトンボやコイや秋の草を間近に見ながら、早くも桜の葉が散る中を赤坂門の手前まで歩きました。
亀はあまり見ることができなかったのですが、後半になってようやく近くにやってきました。
ツクシオオガヤツリの群生も見ることができました。一時期涼しくなったせいか若い花穂も見られました。
ご一緒くださった皆様、ありがとうございました。
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2013年8月11日(日)
舞鶴公園で流星群を見る(見えたらいいな☆)
ペルセウス座流星群の極大日を控え、ひさびさに星空ゆるゆる散歩しました。
あいにく全般に薄雲が多く、星が見えにくい夜空でしたが、
大濠公園で簡単な星座の説明とコンパクト望遠鏡でのお月見をしたあと
舞鶴公園の広場で流星群の観望「練習」をしました。
時間内にちょうど明るめの人工衛星が飛んでいて、目ならしができました。
敷物を広げて仰向けに寝ながらご覧になった方々の中には、
1つだけ流れ星をご覧になれた方々もいらっしゃいました。
私を含めて9名での星空散歩でした。
大濠公園を行く
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舞鶴公園にて(ほぼ真っ暗)
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2013年5月11日(土)
九州大学箱崎キャンパスで蝶に親しむ
雨のあがった九州大学箱崎キャンパスを20名で歩いて、チョウを探しました。
九州大学名誉教授 矢田 脩 先生の御案内をいただきながら
いろいろな木や草があおあお茂るキャンパス裏手をそぞろ歩き、
ヤマトシジミ、ベニシジミ、アゲハなどをネットで捕らえて手近で観察し、
またジャコウアゲハがウマノスズクサに産卵しに来た様子を見ることもできました。
後半は九州大学総合研究博物館のチョウ標本を、御説明を伺いながら見学しました。
先生が棚から標本箱を取り出されるたびに歓声があがっていました。
希望者の方むけに標本作製の実習・見学時間も設けていただき、
細かい手順や、どういう点を重視して標本を作製するかなど、
なかなか知る機会が少ないお話を伺うこともできました。
たいへん充実した見学になりました。
矢田先生と、ボランティアで御協力をくださった皆様に感謝申し上げます。
午前中はキャンパス内の植物を中心に見ながら5名で軽く歩きました。
ヒメコバンソウ・コバンソウの穂が揺れる中、知っている名前を教えあいながら
昼まで楽しい時間をご一緒させていただきました。
植物や虫に詳しい方々のおかげで、よくわからない草やはじめて見る(ような気がする)虫も覚えることができました。
ご一緒くださった皆様、ありがとうございました。
午前の散策
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マンテマの花
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コバンソウ
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桐の花も
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矢田先生のお話
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解説を伺いながら
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緑陰の道を
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知られざる場所を行く
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網で一時確保して
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ちょっと拝見しました
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ジャコウアゲハの幼虫
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ジャコウアゲハの卵
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標本の見学 |
標本作製実習
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2013年4月27日(土)
プチゆる 梅光園緑道からパンダ公園へ
春あたたかな梅光園緑道を9名で歩きました。
九大跡地横で植え込みの草花や、わずかに残る八重桜の花を見た後、
緑道をゆっくり歩きながら、何種類ものウツギの花をはじめ、
キュウリグサ・キツネノボタン・ハルジオン・カンサイタンポポなどの
春らしい草花をながめ、
ハゴロモジャスミンの香りやのんびりとした野ネコたちに囲まれつつ、
パンダ公園に着きました。
日ごろ緑道を通られる方も多く、ふだんから見ている木や草を教えてくださる方や
他所の木々の様子を教えてくださる方のお話も楽しませていただきました。
ありがとうございました。
- 2013年3月24日(日)
舞鶴公園・大濠公園の春
ゆるゆる散歩 舞鶴公園・大濠公園の春、どうにか天候にも恵まれ、
午前の部9名、午後の部15名で、桜満開でにぎわう舞鶴公園を歩きました。
(大濠公園は時間切れで無理でした)
午前の部では福岡城址の石垣周りを歩き、カンサイタンポポのほか
ヒメウズ・イタドリ・カラムシ・オドリコソウなど在来種の草花を見て、
園地の桜を少しだけ楽しみました。
午後の部は舞鶴公園の端にそって道沿いの草や木をひとつずつ訪ねながら
ゆっくり歩きました。
ぼたん園の桜も楽しむことができました。
いろいろと教えてくださった皆様、ありがとうございました。
- 2013年3月2日(土)
「六本松・別府橋の小さな春」
ゆるゆる散歩「六本松・別府橋の小さな春」、3月2日(土)午後、
六本松の九大跡地前からゆっくりぐるっと歩きました。
別府橋ガード下の植物、別府郵便局近くの保存樹クスノキ、
別府児童広場(天満宮)のツバキ、別府団地の保全サクラ、
九大跡地のアンズ、道沿いのフラサバソウ・ホトケノザ・ツルニチニチソウの花など、
いろいろ教わりながら多彩な植物を見ることができました。
近くにお住まいだった方のお話もうかがい、
昔は川があった、天満宮はもっと茂っていて虫取りができたなど、
昨今の様子の変わりようも知ることができました。
よく見てみると意外と在来種の草が多く、交通の要所でも近くの小道を行けば
なつかしい植物に出会うことができるようです。
ご一緒くださったみなさま、ありがとうございました。
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