福岡のまちなか自然をゆっくり歩いて訪ねる「ゆるゆる散歩」
2014年のレポート
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2014年12月6日(土)残る紅葉に福がある2014
ここ数年はまちなかの紅葉を訪ねて散歩するのを「ゆるゆる散歩」の締めくくりにしています。今年も時期が遅くないだろうかと思いつつ、残る紅葉を探すつもりで日程を組みました。
当日は冷え込みましたが、おいでになられた方々の日ごろの御高徳で天気は良く、私を含めて13名で歩きました。コースはほぼ例年のとおり、六本松から谷を抜けて谷公園へ向かうコースをとりました。
歩いてみると、まだ紅葉し切っていないもみじが多く、例年拝観しているお寺のイチョウも緑のままの葉が残っていて、今年はまだらな感じの紅葉になっている感じでした。ところどころサザンカが見事に咲いていました。
スマホで植物の名前を検索して調べていただいたり、イチョウが「鴨脚」と呼ばれることを実演で紹介していただいたり、イヌマキの実をいただいたりしながら、ぐるっとまちなかを歩いて六本松に戻りました。最後に六本松公園の移植植物を見て、スタート地点に帰りつきました。
紅葉だけでなく、晩秋の風情が残るまちの草木景色をいろいろと楽しませてもらった散歩になりました。ご一緒くださったみなさま、ありがとうございました。
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2014年10月4日(土)蝶の道を探る2014秋 六本松から南公園へ
今年は春に「蝶の道」散歩を例年のコースで歩きましたが、極端な冷夏のあとチョウの様子がどのようになったか、例年と同じ秋にも歩いてみることにしました。途中までの方を含め10名で散歩しました。
九州大学名誉教授 矢田 脩先生の御案内とボランティアの宮さんの御協力をいただき、お話をうかがったり網で捕らえたチョウを間近で見たりしながら、六本松跡地から谷緑地を経由して坂道を登っていきました。キチョウの夏型と秋型の違いなどの御解説をいただきました。
低地ではチョウが少なかったのですが、南公園に入るとイシガケチョウ・ウラギンシジミ・クロアゲハ・モンキアゲハなどのチョウが見られました。クロアゲハは手元で観察させていただきました。リリースしたクロアゲハがご一緒くださった方の肩に留まっていくなど、チョウとのふれあいも楽しむことができました。
コース中の環境によるチョウの種類の違いが今年は際立っていたようです。2009年から毎年観察を続けてきて、続けて来られる方はだんだんチョウに詳しくなられてきた御様子でした。
時間がたっぷり掛かって途中で抜けられる方々もおられました。いろいろと不手際申し訳ありませんでした。
矢田先生、宮さん、そしてご一緒くださった皆様、ありがとうございました。
まちなかをスタート
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矢田先生のお話
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ツマグロヒョウモン
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チャバネセセリ
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クロアゲハを間近で…
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…見させていただきました
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トリバガという蛾だそうです
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ありがとうございました。
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2014年 9月20日(土)プチゆる(小さなゆるゆる散歩) 六本松公園の草花を訪ねて
九州大学の六本松跡地に先頃完成した「六本松公園」には、跡地にもともと生育していた草花が土ごと移植されています。その草花を中心に、新しい公園の中の「緑」を10名で見てみました。
移植区画の中では野菊やツルボなどの花がちょうど見頃で、また外来種のヒメムカシヨモギとオオアレチノギクの見分け方など、見慣れた草のこまかな違いも見て歩きました。
おいでくださった皆様、楽しいお話をありがとうございました。
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2014年5月24日(土)蝶の道を探る2014春 六本松から南公園へ
例年秋に散歩してきた「蝶の道」散歩、今年は季節を変えてみました。天候に恵まれ、途中までの方を含めまして10名で散歩しました。
今回も九州大学名誉教授 矢田 脩先生の丁寧なご案内とお話をいただきました。
モンシロチョウが飛び交う六本松跡地横から谷緑地を通って、南公園林間のコジャノメ、林縁ではイシガケチョウ・テングチョウ・モンキアゲハ・ミカドアゲハ、ほかキタキチョウ・ナガサキアゲハ・アオスジアゲハ・ヒメウラナミジャノメ・ルリシジミなどなど、いろいろなチョウを観察しました。
チョウの飛び方で種類やオスメスを見分ける方法など、ふだんの散歩で役に立ちそうな豆知識もいろいろと教えていただきました。
これまで気が付かなかったけれど、こんなにチョウが飛んでいるんですね…とのご感想をいただきました。これまでの秋の散歩に来られていた方々も、秋とはまた違ったチョウの様子をご覧になられたことと思います。
矢田先生には長時間にわたりご案内をいただき、ほんとうにありがとうございました。
皆様とご一緒できましたことを心より御礼申し上げます。
九大跡地 緑を伝ってモンシロチョウが
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矢田先生のお話
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いつもの南公園展望所でチョウの舞を
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ここにもチョウが…?
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イチモンジセセリ
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ルリシジミ
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テングチョウとイシガケチョウ
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コジャノメ
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2014年3月21日(金・祝)変わりゆく・変わりなき六本松を歩く 〜 九大跡地外周一周
ゆるゆる散歩を始めるきっかけとなった、九州大学六本松キャンパス跡地の外周を7名で回りました。
六本松跡地は外周道路や内部の整備工事が進められていて、敷地内の一部樹木や草本類を別の位置に移植しています。春の草花を見ながら、外周部に移植された樹木をわかる範囲でお教えしながら歩きました。ソメイヨシノが少し咲き始めていて、よろこびの声も上がりました。
過去の散歩で見てきた植物がなくなったり、工事の跡が痛々しかったりと、以前から続けて散歩に来られている方々には少し重い散歩になってしまったかもしれません。残された植物の今後のしあわせを思いながら、いつもの散歩より時間を掛けてゆっくりと跡地を見ていきました。
なつみかんの木
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すももの花
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移植されたつばき
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ソメイヨシノに花が
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伐採予定のソメイヨシノ
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ここにもいのちが
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2014年3月8日(土)プチゆる(小さなゆるゆる散歩) 新しい警固公園の小さな春
2012年に再整備された福岡市中央区天神の警固公園をあらためて歩き、足元の草を見て都心部の春を楽しみました。
再整備に際して、以前から生えていたカンサイタンポポなどの草が敷地内再移植されたので、その現状も見てみました。カンサイタンポポは(この時点では)元気に生育していました。ハハコグサやナズナがたくさん見られるなど在来種の草が復活してきました。
となりの警固神社で咲いていた「おかめ桜」や河津桜も見させていただき、また散歩の後で年度内に閉校する大名小学校の敷地や、飯田屋敷跡の大いちょうを見学させていただきました。
7名での散歩でした。みなさまご一緒くださりありがとうございました。
花壇の花と草を見ながら
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見事ななずな畑
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桜にメジロが…
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大名小学校校庭
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大名小の大エノキ
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飯田屋敷跡の大イチョウ
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